新型コロナウイルスの影響で変化があった勤務体系のうち、「在宅勤務」と「時差出勤」は12.9% | 在宅勤務におけるツール利用動向調査

2020年09月24日

スマートアンサーは、MMD研究所と共同調査を行い、第25弾として「在宅勤務におけるツール利用動向調査」を実施致しました。スマートフォンを所有する20歳~59歳の会社員の男女1,089人を対象に2020年4月2日~4月3日の期間で調査を行いました。

新型コロナウイルスの影響で変化があった勤務体系のうち、「在宅勤務」と「時差出勤」は12.9%、約7割は変わらず出社している

スマートフォンを所有する20歳~59歳の会社員の男女1,089人を対象に、新型コロナウイルスの影響で勤務体系に変化があったか複数回答で聞いたところ、変化があった勤務体系のうち「在宅勤務」と「時差出勤」が12.9%と最も多く、次に、「時短勤務」が7.0%となった。約7割は変わらずに出社していると回答した。

さらに、従業員数別で見てみると、在宅勤務は「500人~999人(n=84)」の規模の会社が20.2%、時差勤務は「5,000人以上(n=135)」の規模の会社で24.4%、時短勤務は「1,000人~4,999人(n=146)」と「5,000人以上(n=135)」の規模の会社が8.9%とそれぞれ最も多い結果となった。「100人未満(n=462)」と「5,000人以上(n=135)」を比較すると、在宅勤務は10.0ポイント、時差勤務は18.1ポイント差となった。

続いて、新型コロナウイルスの影響で勤務体系に変化がなく、変わらず出社していると回答した769人に、出社している理由を聞いたところ、「在宅で行える仕事ではない」が63.8%と最も多く、次に、「会社が在宅勤務を推奨していないから」が23.8%、「接客業のため在宅勤務ができないから」が15.6%となった。

在宅勤務の制度は「2020年より前」と「2020年3月」から始まったが最多、在宅勤務をしていて良かった点のトップは「新型コロナウイルスにかかるリスクが軽減された」、 困った点のトップは「仕事とプライベートの切り替えが難しい」

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をしていると回答した141人に、在宅勤務の制度はいつからあったか聞いたところ、「2020年より前」と「2020年3月」が40.4%と最も多く、次に、「2020年2月」が12.1%、「2020年1月」が7.1%となった。

次に、在宅勤務をしていて良かった点を複数回答で聞いたところ、「新型コロナウイルスにかかるリスクが軽減された」が61.7%と最も多く、次に、「通勤時のストレスがない」が61.0%、「通勤時間を別の時間に充てられた」が43.3%となった。約9割は在宅勤務をしていて良かったと感じていることが分かった。

続いて、在宅勤務をしていて困った点を複数回答で聞いたところ、「仕事とプライベートの切り替えが難しい」が40.4%と最も多く、次に、「家の中にある誘惑に負けてしまう」が30.5%、「社員同士のコミュニケーションが減った」が29.1%となった。

次に、在宅勤務で経験したエピソードをフリー回答で聞いており、一部抜粋して紹介する。

  • 「仕事柄成果がすぐに出ない職種のため、サボってると思われてそう。また成果主義にしてくれたら分かりやすい。(20代・男性)」
  • 「いつでも仕事ができるので長時間働いてしまう(30代・男性)」
  • 「連絡が来た時にトイレに入っていて、会社の人に遊んでいると思われた。(40代・男性)」
  • 「子供が休校で家にいるためビデオ会議中にカメラに写ってることがあった。(50代・男性)」
  • 「会社にある質の良い椅子ではないため腰が痛くなる(20代・女性)」
  • 「休憩時間に昼寝が出来るようになった(30代・女性)」
  • 「空調費用がかかる(40代・女性)」
  • 「いきなりビデオ電話になり、スッピンで焦った(50代・女性)」

在宅勤務時に導入を開始したツールは「ビデオ通話/WEB通話」が最多、導入ツールは在宅勤務時、在宅勤務前ともに「Skype」がトップ

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をしていると回答した141人に、在宅勤務時に導入したツールについて聞いたところ、在宅勤務開始に伴い導入したツールは「ビデオ通話/WEB通話」が17.0%と最も多く、次に、「チャット」が9.2%、「スケジュール共有」が8.5%となった。在宅勤務をする前から導入していたツールは「ファイル共有」が48.2%、「スケジュール共有」が45.4%、「ビデオ通話/WEB通話」が42.6%となった。

続いて、在宅勤務開始に伴いツールを導入した25人と、在宅勤務をする前からツールを導入していた70人それぞれに導入しているツールを聞いたところ、在宅勤務時に導入を開始したツールは「Skype」が48.0%と最も多く、次に、「ZOOM」が20.0%、「slack」が12.0%となり、在宅勤務をする前から導入していたツールは「Skype」が50.0%と最も多く、どちらも「Skype」の導入が多いという結果となった。

在宅勤務時に個人的にしたことは「部屋を片付けた」「保存がきく食料を買った」、半数以上が何かしら行動や利用、契約をしたと回答

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をしていると回答した141人に、在宅勤務時に個人的にしたことを聞いたところ、「部屋を片付けた」が29.8%と最も多く、「保存がきく食料を買った」が17.7%、「DVDや書籍などエンタメ関連のものをネットで購入した」「動画配信サービスを利用した」が10.6%となった。半数以上が在宅勤務時に個人的にしたことがあると回答した。

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